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『そろそろ、お酒やめようかな』お酒をやめて3ヵ月の感想

 

 

お酒を飲むことに疑問を持ち始めたあなたへ

 
この本は、お酒の真実や飲酒のデメリット、禁酒のメリットをわかりやすく解説してくれます。私もこの本でお酒をやめる決心をしました。

今回はこの本で学んだことや私自身の体験をシェアします。

 

「そろそろ、お酒やめようかな」要約

YouTubeで見られる本の解説動画2本

本を読むのがめんどくさい方は、YouTubeに解説動画がいくつもアップされています。中田敦彦さんも動画を上げているので紹介します。動画2本で合計1時間ほどです。

楽しんで見ることができました。

中田敦彦さんは現在はお酒を飲んでいるようですが、それは人それぞれだと思います。

 

若者のアルコール離れが進む理由

厚生労働省の平成30年の調査によると、お酒を「飲まない(飲めない)」と「ほとんど飲まない」を合計すると、55%以上になるそうです。

今では飲酒の習慣のある人のほうがマイノリティーになっているわけです。

 

メディアでも若者のアルコール離れが報じられています。

これには収入が低くて飲み代に使う余裕がないという理由もあると思われますが、「酔った感覚が嫌い」という人も相当数いるようです。

 

この本を読んで、私はソーバーキュリアスという言葉を初めて知りました。

欧米発の言葉で、「お酒を飲めるけれども、あえて飲まないことを選択するライフスタイル」のことだそうです。

一般に浸透している言葉ではありませんが、私も自己紹介でソーバーキュリアスを名乗っています。

 

睡眠や肌、勃起力まで改善!お酒をやめる驚きの効果

睡眠の質が良くなる

お酒をやめて短期間で感じられる効果です。朝起きた時点で疲れているというのが無くなります。

私もたくさん飲んだ次の日は朝から疲れていて、通勤電車の中で「心の底から座りたい」とか考えていましたが、それが無くなりました。

体重が減る………と多くの人が言っている

理屈の上ではアルコールで摂取していた余剰カロリーが消えるのだから、痩せるはずです。ですが、私は今のところあまり体重は落ちていません。

厳密には少し減ったのですが、本当に少しです。解せない…。

肌の調子が良くなる

私はアトピーがあるのですが、それでも肌の状態は飲んでいた時よりも良くなったと感じます。

出費が減る

飲み代が無くなるのですから、必然的に出費が減ります。500mlの缶ビールで300円くらいはしますからね。

生活習慣病や癌のリスクが減る

お酒を飲むと体内にできるアセトアルデヒドは猛毒です。それが無くなれば健康リスクは減りますよね。

思考がクリアになる

これはお酒を断って数週間したら実感しました。脳の中のアルコールの毒が消えてきたのでしょう。

時間にゆとりができる

飲んで酔うと、その間は生産的な活動はできません。年を取るほどこれは顕著になります。

体内のアルコールが分解されるまでは、数時間を要します。飲んでる時間プラス酔っている時間が自由になるのですから、時間にゆとりができます。

時間が経つにつれ、このメリットの大きさを感じています。

使える時間が増え、できることが増えました。

とても嬉しい。

勃起力がUPする

これは本には書いてありませんが、私の実感です。正確にはダウンしていた勃起力が回復したのでしょう。

AV男優のしみけんさんも「お酒は飲まずにルイボスティーとか飲んでる」と言っているので、飲酒は勃起にはマイナスに働くと実感しているのでしょう。

 
お酒をやめるメリットは非常に多く、私も本でこれらを読んでモチベーションを高めました。

 

お酒が体と生活に及ぼす恐ろしい影響

先に挙げたメリットがひっくり返ったものが飲酒のデメリットです。

失うものは非常に多いです。

 
本の中でも、

肉体的には「飲酒のメリット」も「禁酒のデメリット」もゼロ

と述べられています。

 

見える化と周囲への宣言がカギ!お酒をやめるコツ

見える化

記録を取って、成果や変化を見えるようにすることです。

本の中で「3か月続けると脳は習慣化する」と書かれていたので、私はスマホに短い日記をつけています。

3か月を目標にしていますが、切りが良いので100日まで続けようと思っています。

周囲に宣言する

お酒をやめることを身近な人たちに伝えることです。家族、友人、会社の同僚など。

宣言することで逃げ場がなくなりますし、迷いも消えます。

私もやりました。

 

 

40代半ばから禁酒した私の心境

偉そうに書いていますが、この記事を書いている時点で、お酒をやめて3ヵ月が経過しようとしているところです。

まだまだ全然ですね。

 

私は40代半ばです。やめる前はだいたい毎日飲んでいました。
飲むお酒は決まっておらず、何でも飲んでいました。
スーパーで気になったものを3本買ってきて飲む、というのが定番でした。

 

お酒はまあまあ飲めるほうです。年を取って、若い時よりは弱くなりましたが。

 

夜遅くまで飲んでいると、次の日の朝に影響が出ます。起きた時点で疲れています。肌の調子も良くありません。

 

なんで飲んでいたのか

単純にお酒が好きだったというのもありますが、酔いたかったのだと思います。

自分の人生に不満があって、腹の中に怒りがありました。その解消方法がわからず、怒りをなだめるために飲んでいるような感じでした。

自傷行為のような印象も持っていました。だから「やめたほうがいいな」と思っていました。

 

ポジティブにお酒を楽しんでいたこと

それとは別に、お酒を楽しんでいた部分も当然あります。

  • パソコンでYouTubeとか見ながら、だらだら飲んでいるのが好きでした。リラックスできました。
  • 居酒屋で飲みながらのんびりする時間が好きでした。料理を楽しんだり、スマホをいじったり、読書をしたりしていました。
  • 新しい店を開拓するのが好きでした。おいしい料理に出会うのが好きでした。
  • お酒と料理をセットで楽しむのは良いことだと思っていました。中華料理なら紹興酒を飲んでみるとか。それは文化を楽しむことだと思います。
  • 旅先で地元の地酒を飲むのが好きでした。これもその土地の文化を楽しむことだと思います。

 

禁酒を決心するまでの葛藤

禁酒を決心するまでは、それはそれは悩みました。うだうだと悩みました。

前項で書いた楽しみを全部自分から捨てるとか、人生の楽しみを大幅に減らすことなのではと思いました。

 

しかし体調不良は実感していましたし、血液検査のγ-GTPの値は300に近づいていました。

 
決心を後押ししてくれるものが欲しくて、この本を読みました。

お酒の正体、飲酒のデメリット、禁酒のメリットを知り、自分がアルコール依存症のレッドゾーンに近づいていることを納得しました。

このままでは、オレだめだ

と悟り、禁酒の決断をようやくしました。

 

やめてみてどうだったか

禁酒を決断し、家族に禁酒をすることを宣言してからは、あまりつらくはありませんでした。

ときどきお酒に惹かれたり、居酒屋の思い出が沸いてきたりしますが、それも時間とともに弱くなっています。

そして「お酒をやめるメリット」を徐々に実感し、享受しています。

 

最後に

この本では、他にも減酒やアルコール依存症についても取り上げています。そちらも参考になると思います。

自分に対してだけでなく、自分と関わる人たちも含めて、この本から得られる知識は役に立つと思います。

 

とはいえ、全然飲んではいけないという話ではなく、それぞれが自分に合ったお酒との付き合い方を模索し、付き合っていけば良いのだと思います。

私にとっては禁酒であり、ソーバーキュリアスが良い付き合い方だと判断しました。

 

私もこの先一切飲んではいけないという状態ではないので、何かの時には飲もうと思います。

 

例えばとてもめでたいことがあったときとか。

 

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