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禁酒・断酒三ヶ月を過ぎて感じたメリットと心情

男性とコーヒー

今回は私が禁酒・断酒を始めて3ヵ月が過ぎて感じたメリットと心情について書こうと思います。

禁酒・断酒のメリットは大きく分けて3つあります。

  1. 使える時間が増える
  2. 健康になる
  3. お金の節約になる

 

はじめに

私は40代半ばの男性です。前々から飲み過ぎて心身の健康を害している自覚はあったのですが、禁酒・断酒を決断するのは簡単ではありませんでした。

そんな私が禁酒・断酒の決意を固めるために読んだ本については、こちらの記事をご参照ください。

→ 『そろそろ、お酒やめようかな』お酒をやめて3ヵ月の感想

禁酒を続けるには自分の変化を確認できる記録を取るのが有効と書かれているので、スマホに日記をつけていました。それも目標の100日に到達したので終了しました。

 

使える時間が増える

最初は時間のことよりも体調が良くなっていくことが嬉しかったのですが、今はこれが一番のメリットだと思っています。

飲酒により失う時間

お酒を飲むことは多くの時間を使います。

まず、食事の時間が長くなります。一人で飲んでいても、なんとなくだらだらしてしまいますし、人と飲めば会話が弾んで食事が長引きます。もちろん、人と楽しく過ごすことは悪いことではありません。

次に飲み終わった後、頭と体が使えなくなります。飲めば眠くなり、思考力が低下します。運動もしないほうが良いです。

体内に入ったアルコールが分解されて消えるまでは何時間もかかります。ちなみに女性のほうが分解に時間がかかります。

飲み過ぎれば翌日のパフォーマンスも下がります。体調も頭の働きも悪くなります。

1日は皆平等に24時間ですが、飲酒をすることで何時間も使えなくなります。

 

その時間を使える強みと可能性

飲まないとその何時間を別のことに使えます。

趣味や好きなことをしてもいいし、運動もできます。仕事をしたい人は仕事もできます。

しかもしらふのクリアな頭でそれができます。仕事をする人には大きなアドバンテージです。

お酒をやめると聞くと、「時間を持て余すのではないか」と思う人がいますが、空いた時間には自然と別のことが入ってくるようです。

私もこうしてブログを書いたりしてますし。

時間があれば新しいことができるわけで、それは新たな可能性を手に入れることでもあります。未来が変わるかもしれません。

 

健康になる

アルコールは主に肝臓で分解されます。

飲酒すると肝臓はアルコールを優先的に分解します。したがってアルコールが分解されるまでは、他の分解が必要な物質が分解されません。連続で飲酒している人は肝臓がずっとアルコールの分解にかかりきりになり、毒物が体内に蓄積されていきます。肝臓も疲弊していきます。

アルコールは分解されるとアセトアルデヒドという物質になるのですが、これは猛毒です。酵素によりアセトアルデヒドが分解されて排出されるまで、アセトアルデヒドは体を痛めつけます。

酒は百薬の長などという言葉がありますが、最新の研究ではこれは否定されており、飲酒による肉体へのメリットはゼロだそうです。

 

禁酒・断酒して短期間で感じられた健康面での効果は以下の通りです。

 

睡眠の質が良くなった

禁酒してすぐに感じた効果です。朝起きた時の疲れの取れ方が違います。飲み過ぎると朝から疲れていますが、それが無くなります。通勤電車で座りたくて仕方なかったのも今は昔です。

ただ、寝酒が習慣化していた人、アルコール依存症にまでなっている人は、お酒を断つと最初不眠になることが多いそうです。その場合は医師や専門家に相談することをおすすめします。

睡眠の質が下がるのはなぜ?

お酒を飲むと眠たくなりますが、実は脳は興奮状態になります。したがって頭が休まりません。これが睡眠の質が下がる理由です。アルコールの利尿作用により、トイレに行くために起きるのも原因の一つです。

 

肌の状態が良くなった

お酒を飲むと利尿作用により過剰に水分が排出され、肌の水分量が下がります。そうするとカサカサします。

私も肌の潤いが減って、かさついていました。私はアトピーがあるので、さらに顕著だったと思います。

それが段々と改善されてきました。

ただ、体のほうの改善は早かったのですが、顔はなかなかきれいになってくれませんでした。口の周りの皮膚が乾燥してはがれかけているような状態が続いています。

飲んでいた時間が長いほど回復には時間がかかるそうなので、仕方ないのかもしれません。それでも最近改善の傾向が出てきました。このままきれいになってくれると嬉しいのですが、まだ何とも言えません。

アトピーとお酒

この組み合わせは良くないです。皮膚科などでも禁酒か減酒を勧められます。

お酒がアトピーに悪いのは、飲酒すると体温が上がるからです。そうするとかゆくなります。辛いです。実体験でよく分かっていたのですがね。

 

勃起力が改善した

年齢とともに勃起力は衰えていきます。

私もやはり若い時より勃起力は落ちています。

禁酒する前はそれを特に感じていたのですが、禁酒して時間が経つと勃起力が改善してきました。やはり嬉しいです。

海外の研究で、3ヵ月の禁酒でED患者の9割近くに改善が見られたそうです。裏を返せば、飲めば飲むほどEDの症状は悪化するということです。

アルコールの過剰摂取はEDになる原因です。「勃たなくても問題ない」という人を除いて、禁酒や減酒を心がけましょう。

 

お金の節約になる

お酒は高いです。ビール500mlを1本買うと約300円です。2本飲んだら600円。1ヵ月毎日飲んだら18,000円1年間毎日飲んだら219,000円になります。結構な金額です。

外食するともっと高いです。私は一人で食事に行って、お酒抜きで3千円使うことはまずありません。ところが居酒屋などに行った場合、3千円とか5千円とか平気で使っていました。お酒には食欲増進作用があるので、飲むと食も進みます。お酒抜きの場合よりもずっと食事代は高くなります。

最初から飲酒の選択が無ければ上記の出費は無くなります。何に価値を見出すかは人によって違いますが、お酒に価値を見出していなければ、そこへの出費はあり得ません

浮いたお金は他のことに使っても良いし、貯金しても良いでしょう。私は他のことに使っていたので、貯金は増えませんでした。

 

3ヵ月を過ぎて感じること

飲みたくならないのか

時折居酒屋とかで飲んでいた記憶が浮かんできます。好きでしたからね。郷愁を感じます。

飲み屋はお酒だけでなく料理も好きでした。そういう店に行ったからといって、必ずお酒を飲まなくてはならないわけではないのでしょうが、場の空気に飲まれて誘惑に負ける気がするので行かないようにしています。飲み屋によっては、お酒を頼まない客を嫌がるところもあるようですし。

たまに強い飲酒欲求が沸いてきます。何かしらのきっかけがあったのでしょうが、よく覚えていません。

そういう時は空腹になっているので、何か食べると落ち着きます

それから冷静に考えてみると、酔った時の感覚を良いとは思えなくなっています。

体は不快になるし、頭はクリアでなくなります。その感覚を好ましいとは思えなくなっています。それを思うと飲酒欲求は遠のいていきます。

 

代わりに飲んでいるもの

この記事を書いているのは夏なので、冷たいお茶やアイスコーヒーを飲んでいます。

暑くなる前はルイボスティーやハーブティーなども飲んでいました。

あとはノンアルコール飲料に手を出しています。「よくできている」と感心する商品もあります。結構面白いです。

その中で特にお気に入りは、海外製のノンアルコールビールです。味も香りも本物のビールに近くて、飲みごたえがあります。

日本製ではアサヒが一番美味しいと思いますが、日本製は添加物をいろいろ使っているのであまり良く思っていません。キリンのノンアルコールビールは美味しくなくてがっかりしました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

→ おすすめ海外製ノンアルコールビールの魅力と販売店の紹介

 

禁酒と減酒

「禁酒までせずとも減酒で良いのではないか?」という方もいると思います。

私に関して言えば、減酒のほうが難しいと判断しました。

理由は、お酒には飲むともっと飲みたくなる性質があるからです。さすが依存物質!そして飲むと理性のタガが弱くなるからです。

最初はコントロールできるでしょうが、私は弱いのでいずれ欲求に負けてしまうでしょう。そうすればまただんだんと酒量が増えていくと思います。そしてまた悪循環の中に飲まれます。

この流れが容易に想像できるので、私にとっては減酒よりも禁酒のほうが難易度が低いと判断しました。

 

まとめ

この話はあくまで私の場合です。体質や考え方によって下す判断は変わるでしょう。

お酒は肉体面に関してのメリットはゼロです。ですが、精神面においてはリラックス効果やコミュニケーションを円滑にする効果があります。それもあくまで適量ならばの話ですが。

はるか昔からあるお酒。禁酒法のように無理やり禁じても社会に歪みが生じるだけです。時代や場所によって価値や評価は変わるでしょうが、人の歴史が続く限りずっとあり続けるでしょう。

私も皆さんも自分に合ったお酒との付き合い方ができますように。

 

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